フリーランスはココに注意だ!
本当にフリーランスとしてやっていく覚悟はあるか
独立の夢が実現すれば、今度は現実的な問題との闘いが始まります。まず根本的なこととして、本当にフリーランスとしてやっていけるのかについて現実的に考えてみましょう。独立すると、プログラマとしての仕事だけでなく事務的な仕事も増えますし、営業や交渉などもしなければなりません。この点では会社員のほうが圧倒的に楽だと感じる人もいるでしょう。フリーランスプログラマの仕事は、「現場の仕事が好き」だけでは絶対に立ち行かなくなります。独立を夢見ている時はついメリットばかりに気持ちが向きがちですが、無計画に独立してうまくいくほどフリーランスの世界は甘くないということなのです。
報酬の確保は死活問題
毎月給料日になれば自動的に給料が振り込まれる会社員とは違って、報酬が支払われているかどうかでヤキモキすることも多いのがフリーランスの辛いところ。取引先が約束どおりに報酬を支払ってくれれば問題ないのですが、相手が悪ければ未払いのままにされてしまうこともあります。行動しないならそのまま放置されてしまう可能性もあるので、報酬はしっかり支払ってもらえるよう十分に注意しましょう。どんなに信頼できそうな相手でも、口約束は絶対にNGです!契約書を取り交わしておくことはもちろんのこと、できれば前金や着手金を支払ってもらえると安心ですね。最悪の場合として、訴訟にまで問題が発展した時のことも調べておくことをおすすめします。
交渉で押されっぱなしにならない
企業とフリーランスが交渉する場を想像すると、どうしてもフリーランスの立場が弱くなりそうな感じがしますよね。「代わりのプログラマは他にもたくさんいるから」と取引相手に言われてしまえば、「仕事ゼロよりは受けたほうがマシ」と、多少厳しい契約条件でも仕事を引き受けてしまうかもしれません。しかし、一度低い条件で引き受けた仕事の報酬を適正価格にまで引き上げるのは大変なことです。そうならないためには、巧みな交渉力を身につけることです。交渉スキルはテクニックを学べば上達するので、交渉が苦手なら逃げずに苦手と向き合って克服しましょう。
スキルが高ければ強気の交渉も可能
「ぜひあなたにやってもらいたい」と先方に言わせるだけの能力があれば、安すぎる報酬での交渉に苦しむこともありません。そのためには、独立してからもプログラマとしてのスキルアップに日々励む必要があるでしょう。ハイレベルなスキルを持ったフリーランスになることができれば、交渉を有利にする材料がひとつ増えますよ。ただし、自分がやりたいことばかりに目を向けるのではなく、市場のニーズに敏感であることが大切です。
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