独立を夢見るプログラマ「フリーランスと法人の違いは?」

独立したいプログラマへ

まずは「フリーランス」でスタート! まずは「フリーランス」でスタート!

法人との違いは理解してる?

夢の第一歩はフリーランスから

「プログラマは独立向き!よしさっそく起業だ!」といきたいところですが、ちょっと一旦ストップです。現段階でイメージしている独立起業ってどのような感じでしょうか。同じ独立でもフリーランスと法人があるということや、双方にある違いなどをしっかり理解しているでしょうか。プログラマの独立は気軽にできるからこそ最初は慎重になりたいところですね。もし、そのあたりの知識が曖昧ならば、まずはフリーランスと法人の違いからはっきりさせておきましょう。

フリーランスとは

フリーランスを日本語にすると「個人事業主」です。個人事業主はどこの企業や団体にも属さず、自分の知識や技術を他者や企業などに提供することによって対価を獲得します。どこかの企業と雇用関係にあるわけではないので、手にする収入はすべて自分のもの。その代わり、年金や保険、税金などの支払いにまつわる処理もすべて自分の仕事です。働き方も仕事の内容も量も決めるのはフリーランス自身なので、バリバリと働きたい人もゆったり働きたい人も自由自在です。個人事業主は、開業すると「屋号」という会社名のようなものを持つことができますが、厳密には会社組織を持つことではなく社長でもありません。

法人とは

法人は、人ではなく企業ですが、法律によって企業が人と同じ権利を認められている状態です。設立のためにはコストも手間もかかりますが、法人は人と同じように財産や土地を所有したり、それらの持ち物を売ったり貸したりできます。裁判で訴えを起こすこともできれば、誰かに裁判で訴えられることもあります。

フリーランスと法人の違い

フリーランスは開業するときに資金ゼロでもOKですが、法人は資金が必要で、廃業する時も同じです。フリーランスは事業主ではあっても「会社の社長」ではありません。税務処理の方法も、フリーランスなら確定申告を自分で行うことができますが、法人は税理士の助けが必要です。注目したいのは社会的信用度の圧倒的な違いかもしれません。個人よりも法人のほうが社会的信用度が高く、企業などからの信用も得やすくなっています。
ただし、銀行口座の開設はフリーランスのほうがはるかに楽で、屋号入りの個人口座をパッと開設できてしまいます。法人の場合はそうもいかず、口座ひとつ開設するにも審査に時間がかかります。場合によっては事業計画書などの書類を提示するよう求められることもあるなど、取引開始までの道は険しいものがあります。その他にも、赤字の繰り越しができる期間や経費面など、様々な違いがあります。どちらの形態を選べばいいかは、どちらの形態にメリットがあるかを判断するということになるでしょう。年商に対する税金のかかり方など、収支のバランスがひとつの目安になるかもしれませんね。

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