法人化のメリットってなに?
法人化を目指したほうがいい?
世界の名だたるプログラマ出身の起業家に憧れ、夢を持って独立起業する人の中には、個人事業をゆくゆくは法人化したいと考えている人もいることでしょう。ただ、法人化がまだまだ現実的ではない状況にあると、法人化にどんなメリットがあるのかよくわからないというのが正直なところかもしれませんね。そこで、フリーランスが事業を法人化するメリットについてご紹介しましょう。
メリットは「お金」に関すること
フリーランスであれ法人であれ、起業すれば「お金」のことがなにかと判断基準になるもの。ということで、法人化のメリットもズバリ「お金のこと」です。簡単にいえば、ほどほどの稼ぎならフリーランスがお得で、多く稼げるなら法人化がお得ということ。事業所得が一定以上あるなら、税率が安い法人のほうがコスパがいいのです。目安になる金額は、総収入から経費を引いた金額が900万円を超えるかどうか。900万円を超えると所得税率が23%から33%へと一気にランクアップします。経営利益を家族の給与にするなど、法人だからこそできることを駆使して利益を400万円以内にすることができるなら、フリーランスのままでいるより大幅に節税できますよ。法人化するにはコストも手間もかかりますが、収入が多いなら、そうまでしてでも法人化するメリットはあるといえます。
給与所得控除や退職金がある
法人化すると、代表取締役として会社から「給料」を受け取ることができるようになります。フリーランスの場合、給料ではなく取引先から直接受け取った「報酬」がそのまま自分の収入になるというしくみなので、これだけでも大きな違いがあることがわかります。給料があるということは、給与所得控除が受けられるということ。年収500万円に対する控除額は、青色申告で控除される65万円の倍以上です。また、法人化すると退職金制度を使うことができます。これは、給料を今もらうか最後にもらうかということなのですが、退職金のほうが所得税率が低いというメリットがあります。どうせ将来のために貯蓄をするなら、退職金より税率の高い給料から貯めるのではなく、退職金として会社のほうで貯めておいたほうが断然お得ですよね。
決算期を自由に決められる
フリーランスの場合、1月から12月までの丸一年の収支をまとめてから、毎年2月から3月の間に確定申告を行うきまりになっています。どんなに忙しかろうと、この日が近づけばフリーランスは確定申告のために奔走しなければなりません。一方の法人は決算月を自由に設定できるので、繁忙期にたくさん売り上げておいてから、落ち着いた頃に決算対策に入ることができます。そうすれば、忙しい時に決算の作業に追われる心配もありませんね。
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